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2002年 3月


3月 3日付 −アメリカ
 サンフランシスコの Polk Street に新しくオープンしたバー「Bigfoot Lodge」に、高さ9フィート6インチの樹脂製サスカッチ像が登場した。田舎風のこのバーは、疑似的な山火事にサスカッチがいぶり出されるといった演出があり、「Sasquatch」という名のカクテルも出している。
「私たちは彼[サスカッチ]について狂信的ではありません」と支配人の Byron Mathis さんは語る。「たんなるキッチュでキャンピーなロックンロール・バーです」
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2002/03/03/CM64644.DTL&type=travel
3月 5日付 −アメリカ
 ビッグフット研究の世界的な権威 Grover Krantz さんが、2月14日、ワシントン州 Port Angeles で、すい臓ガンのため他界した。享年70歳。
 Washington State University の人類学者だった Krantz さんは、1970年に足跡を調査して以来、ビッグフットに対する科学的な研究をすすめてきた。「彼は、科学的な問題として、正しい方法でこのことにアプローチしていると思っていました。しかし多くの教授たちは、それを研究するにふさわしくないトピックだと見なしました」と、彼の元教え子で University of Idaho の人類学部長 Don Tyler さんは述懐した。
 長年にわたって Krantz さんの同僚だった人類学名誉教授 Bill Lipe さんは、「彼は論争を引き起しやすい問題をみずからの自然人類学の分野に取り上げるのを好む人物であり、彼は彼の分野にいる他の人々が注目しないことに進んで注目していました」と語る。「彼は、当時先端の方法だった人類進化に対する言語の影響について早くに論文を書きました。彼は、じぶんは勝ち目のない仮説を扱い、それを信用できるようにするのが好きだ、と言いました。そしてもちろん、サスカッチの仮説は勝ち目がないものです」
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2002/03/03/CM64644.DTL&type=travel
3月 6日付 −アイルランド
 およそ2週間前の夜、North Tipperary の Knockfune に住む Sandra Garvey さんが、自宅から車に乗って道路へ出たとき、大きなヤマネコのような生物に遭遇した。「目立っていたのは、その尾でした。私はかつてそのようなものを見たことがありません……。それは平凡なネコよりも大きかったのです」と彼女は語る。
 Garvey さんが家に帰って夫にこの話をしたところ、彼も同じような生物を1年前に見たことがあると語った。また、彼女の娘が同じ地域に住む人物にこの話をすると、その人も三年前に同様の動物を見たと言った。
 Garvey さんは先週 RTE radio の自然番組『Mooney Goes Wild』に出演して、みずからの体験を語った。この番組の司会者 Derek Mooney さんが、そのヤマネコを探すべく Knockfune へと行ったが、見つけることはできなかった。Mooney さんによると、その存在の証拠となるフィルムはなく、そのヤマネコはスコットランドやヨーロッパ、アジア北部に生息しており、「この国にだれかがヤマネコを持ち込んだという可能性はあります」と語ったが、かつて家庭に飼われていたネコたちの子孫が野生化して、野生的な外見になったとの可能性もある。「それが本物のヤマネコだという見込みは、私が科学者たちから聞いたところでは、とてもわずかです」
 イギリスのヤマネコの専門家 Alan Paul さんは、アイルランド原産のヤマネコはいないとし、動物園などから逃げ出したものでしかありえないと語る。
 2年前まで North Tipperary の野生動物レンジャーだった Jimmy Greene さんは、現在の勤務地 Offaly の Slieve Bloom mountain range で、子づれのヤマネコを見たことがある。「私はすぐにそれが平凡なネコではないとわかりました。それは純粋なヤマネコでした」と彼は言う。「私は、それまでアイルランドにそれらがいるとは思っていませんでしたが、County Wicklow でも報告があります」
 しかし Greene さんは North Tipperary でヤマネコを見たことがなく、Garvey さんの目撃は pine marten[テンの一種であろう]の誤認だと推測している。
http://www.unison.ie/nenagh_guardian/stories.php3?ca=34&si=698601&issue_id=6965
3月 8日付 −カナダ
 ブリティッシュ・コロンビア州のオカナガン湖に住むと言われるオゴポゴの映画を制作しているハリウッドのプロデューサーたちは、現地のインディアン Penticton Indian Band から反発を受けていた。
 2年前にその映画について知って以来、Penticton Indian Band は、オゴポゴが彼らにとって神聖な動物であるため、制作に反対しており、その生物に関するいかなる映画も、オカナガン湖との関連をなくし、オゴポゴの名を使わず、その生物の歴史を虚構化しないようにせねばならないと主張している。酋長の Stewart Phillip さんは言う。「それは、精神的な存在やものやいろいろなものの商業的な目的の利用に関し、土着の人々のあいだで国際的な関心事です。これは孤立した事件ではありません」
 同映画のエグゼクティブ・プロデューサー Barry Authors さんは、撮影のためニュージーランドに出かけているが、そこでも、地元マオリ族 Ngai Tahu Maori tribe からの反対にあっている。彼は Lakes District の約10ヵ所での撮影許可を求め、Lake Wakatipu でオゴポゴの実物大機械模型の爆破を含む爆発シーンの撮影をしたいと申し入れたが、断わられた。
 Phillip 酋長によると、すでに Authors さんが条件を受諾し、脚本を改め、オゴポゴの名を使わないことに同意しているという。Ngai Tahu Maori tribe が、Penticton Indian Band の姿勢を支持していたので、このたびの受諾によってマオリ族の態度も変わることを期待しているのだと酋長は見ている。
 オゴポゴに関する著書があり、その映画にコンサルタントとして参加している Arlene Gall さんは、現地 Okanagan Valley で撮影すべきだったと語った。彼女によれば、原住民たちはかねてからその生物を「Niataka」あるいは「N'ha-aitk」と呼んできたのであり、Penticton Indian Band がこだわる「オゴポゴ」という名前は1926年に同州 Vernon での board of trade の集会において冗談で作られたものだという。
http://www.nationalpost.com/search/story.html?f=/stories/20020308/273430.html
3月12日付 −イギリス
 Bobbie Pollock さん(45歳)が撮影した3分半にわたるネッシーのビデオが、The Official Loch Ness Monster Fan Club[公式ネス湖の怪獣ファンクラブ]の管理する年間賞において、近年最高のネッシー目撃として賞金500ポンドを獲得した。
 そのビデオは2000年8月に撮影されたものだが、Pollock さんは嘲笑を恐れて長らく公表をひかえていた。Glasgow の郵便局員である彼は、妻子とともにネス湖をおとずれ、「私たちは、Invermoriston Bay を一望できる stone seat と呼ばれる場所に、ランチのために立ち止まりました」。「そして私は水面に浮かぶ物体を見ました。それは落ち着いたペースで Fort Augustus に向かって動き出しました」
 それは湖面から5フィートほど姿を現した黒い生物だった。
「みなさんはそれがアザラシか水に入ったシカだったと言うかもしれませんが、私は、水中のそのようなものを見たことがあり、それは明確にそれらのひとつではなかったのです」と Pollock さんは主張する。「私はこのようなものを12年間に見たことがありません」
 このビデオを30回にわたって検証した Scottish Sea Life Sanctuary の Mark Stewart さんは、「ときどきそれはアザラシのように見え、ときどきアザラシのようなものには見えませんでした」と語った。「それは素早く動いていました――私はアザラシにしては速すぎると感じました」
http://www.news.scotsman.com/scotland.cfm?id=274962002
3月17日付 −インド
 先月、インド北東部のメガラヤ州 Nokrek National Park 内の West Garo Hills の森のなかで、Nebilson Sangma さんが、直立して歩く毛むくじゃらの巨大生物に遭遇。数日後、Dipu Marak さんが、その生物がつくった寝ぐらをビデオにおさめた。この怪生物は、ヒマラヤのイエティに類似した、「MandeBurung」と呼ばれる伝説の生物だと考えられており、同じエリアで約50センチの足跡が発見されたこともある。
 Sangma さんによると、この生物はしばしば寝ぐらから出てバナナ畑で食事をするという。また彼は、「最初のショックから立ち直ったあと、私の兄弟と私は、この巨大な毛むくじゃらの生物を三日つづけて遠くから観察しました」と語った。
 Sangma さんからの通報を受けた森林管理官たちは、ヒマラヤから来たクマだと見なしているが、Sangma さんは「本を読んだりテレビを見たりしてきて、私は動物のちがいを見分けることができます」と語る。
 目下、森林管理官や付近の村人たちによって探索がおこなわれているもよう。
http://straitstimes.asia1.com.sg/cybernews/story/0,1870,108731,00.html?
3月17日付 −イギリス
 Perthshire の Lochhearnhead に住む科学者で、Institute of Shamanic Studies のメンバーでもある Chris Murray-Hall さんが、1987年にモスマンと遭遇していたことを明かした。彼は、最近 Richard Gere の映画『The Mothman phrophecies』が公開されたのを機に、その体験の全貌を明かそうと決心した。
 Murray-Hall さんが、あるオカルト専門家とともに、とある青銅器時代の墓所にて、モスマンを見るための儀式をおこなった。彼ははじめ、そのこころみを「ファンタジー」だと思っていたが、儀式の最中、「2つのルビー色の赤い目」がじぶんを見つめているのを発見した。約15フィートほど離れたところから、「それが私のほうへと飛んできたとき、私にはその生物の翼が見えました――それらはコウモリのようでした」と語る。彼が念のために持参していたナイフで、その生物を切りつけたとき、電気的なショックを感じたという。「それから、一筋の赤い煙を残して、それは消えました」
 この事件以来、Murray-Hall さんは呪われてしまったという。彼の結婚生活は崩壊し、職を失い、友人たちにも見捨てられてしまった。また、彼めがけて岩が落ちてきたり、木から枝が落ちてきたりすることもあったが、あやうく逃れてきたと主張している。
 Murray-Hall さんは、モスマンが恐怖を食べて生きていると信じており、「これは危険で邪悪な生物です。人々は私を信じないでしょう……しかし、彼らは警告されなければなりません」と警告した。
http://www.cryptozoology.fsbusiness.co.uk/news/scotmothman-mar2002.html
3月20日付 −カナダ
 8月にニューファンドランドの Fortune Bay に打ち上げられた、なぞの腐った肉塊「Fortune Bay Sea Monster」の正体が、Memorial University of Newfoundland の Steven Carr さんらによるDNA鑑定で特定された。
 Fortune Bay の住民たちがその長さ18フィートの「怪物」を発見し、Department of Fisheries and Oceans に連絡、同局が組織標本を入手して Carr さんの研究室に送った。彼がそれのDNAを既知の動物の遺伝子のデータベースと照合した結果、99パーセント以上の確実性で、マッコウクジラのものと一致した。
 また、「Fortune Bay Sea Monster」に見られたエラのような複数の切れ目は、クジラの肋骨間の肉であり、表面をおおう毛のようなものは砂と海草にこすられた組織だとわかった。
 Carr さんは、この技術が他の海の怪物たちにも応用できると考えており、現在、1998年1月にタスマニア西部に打ち上げられた「Tasmanian Blobster」の鑑定に着手している。この標本は、University of South FloridaのSidney Pierceさんから送られたもの。
 Pierce さんは、1896年に St. Augustine beaches に打ち上げられ、巨大なタコだと言われていた「Giant Florida Octopus」の標本を顕微鏡分析し、1995年にこれがクジラの遺骸だと発表したのち、「人々は、世界中から私に、このタスマニアのものなど、すごくくさい資料の一部を送りはじめました」という。彼は「Tasmanian Blobster」もクジラだと考えている。
 Carr さんは、DNA分析は未知の海の怪物たちの正体が平凡な動物たちの腐った肉塊だと解明できるものの、メガマウス・シャークやシーラカンスを前例に挙げて、「まったく異なったもの、私たちがなにも知らないものの可能性はつねにあります」と語る。「あなたはまだ、あなたがやがてそこで発見するであろうものを知りません」
http://www.miami.com/mld/miamiherald/2002/03/20/entertainment/2888518.htm
3月27日付 −イギリス
 Shropshire 北部の Market Drayton で、夜、ある初老の女性が睡眠中、寝室の窓の近くで鳴るひっかく音に目を覚ました。通報を受けた警察は、現場で大型のネコ科の動物と一致する足跡を発見した。
 また、警察は、Salisbury Hill Viewで目撃されているライオンのような動物の報告も受けているという。
http://www.shropshirestar.com/news/march02/27th/bigcat.asp
3月28日付 −ニュージーランド
 ニュージーランド沖で捕獲された巨大なタコが、このたび、史上最大の個体だと推定された。
 海洋生物学者 Steve O'Shea 博士は、この長さ2.9メートル、重さ61キロの標本から推測して、損傷前の実物の大きさは長さ4メートルで重さ75キロだと見積もった。「それは控えめな見積もりです」と博士は語った。「それはまったく大きくて重いタコです」。これまでタコは長さ2メートルまでにしか成長しないと考えられていた。
 この半熟のメスの標本は昨年10月 Chatham Islands の南東沖で National Institute of Water and Atmospheric Research の調査船が捕獲したものだが、はじめ O'Shea 博士は、たんなる巨大イカだと思っていた。「私はイカでいっぱいの冷蔵庫を持っています。そして私は、これに注目し、ただこう考えました。『おや、かなり痛めつけられたイカの一種だぞ』と。それで私はなんらそれを解凍するのを急ぎませんでした」
 O'Shea 博士はこのタコを、あくまで暫定的に、Haliphron atlanticus だと見なしている。この種は、日本とパプアニューギニア近海や大西洋で報告されており、「大西洋の種というよりも、1902年に日本の沖で記録された種に似ています」と博士は語る。しかしニュージーランドで発見されたのははじめてのことだ。
「私はこの動物がニュージーランドに少しでも住んでいるとは信じていません」と O'Shea は語り、これがよそから移動してきたものだという可能性を示唆するものの、「それがニュージーランドの海に住んでいることだけでなく、私たちがニュージーランドにいる種の生命の歴史すべてを把握しているということも信じていません」
http://news.bbc.co.uk/hi/english/sci/tech/newsid_1898000/1898313.stm
3月31日付 −イギリス
 昨日(3月30日)の午後おそく、Monifieth 郊外の Ashludie golf course で、地元の女性 Jennifer Cowper さんが、スターターズ・ボックスから100メートルと離れていないところにいる体長およそ4フィートの「野生のけもの」らしき生物を目撃した。Monifieth と Carnoustie 一帯では、ビッグ・キャットの目撃や動物の惨殺事件がつづいており、彼女の目撃はその最新のもの。
 事件翌日の今日、快晴にめぐまれた当地では、たくさんのゴルファーがプレイしている。そのうちのひとりで、Cowper さんと話したという男性は、「彼女は純粋に狼狽しているようで、だれかがその大きな黒いけものを見たかどうかたずねました」と語る。しかし彼は、なにも見ていなかった。「でも、彼女の状態から、私には、彼女がたしかになにか異常なものを見たということを疑う理由がありません」
 ゴルファーたちは、彼女の目撃を深刻に受け止めておらず、ジョークになっていると、その男性は言う。「私は、そのコースを今朝早くに利用した人々がバンカーのいくつかで、きわめて大きな足跡を発見したと聞いていますが、それはたんに犬かもしれません」
 また彼は、ことの真偽いずれとも確信してはいないが、「それは明らかに、興味ぶかい話題になっています」と語った。
http://www.eveningtelegraph.co.uk/ShowStory.cfm?StoryID=22808

随刊未知動物新報

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